今年も暑くなってきました。みなさん、お庭の芝の手入れってホントに大変ですよね?
一見、不動産屋に関係なさそうに見えるタイトルですが、実は大いに関係あるんです。
何しろ2024/4/30の発売日にこの製品をゲットした、もしかしたら日本国内ユーザー1号かもしれない(と思い込んでいる)わたしがこのスゴさを存分にお伝えします。
最後まで読んでいただければ、なぜ不動産屋としてこの記事を書いたのかがおわかりになると思います。
他社品とはココが決定的に違う!DROP AND MOW
多くのメーカーから色んな芝刈りロボットが発売されています。家庭用だったり業務用だったり、対応エリアの広さや、形やサイズ、価格もさまざま。
わたしは何年も前からロボット芝刈り機が欲しくて色んな情報をリサーチしていました。実際にあるロボット芝刈り機の販売店に何度も出向いて見積もりお願いして、購入直前でやめたこともあります。
そんなわたしがなかなか購入に踏み切れなかったのは、従来のロボット芝刈り機すべてに共通していた一つの理由。それは、「境界センサの設置が必要」だったこと。
境界センサってなにか?それはロボット芝刈り機が稼働する範囲を決めるケーブルのことです。ロボット芝刈り機を作動させるには、まず最初にそのセンサーを庭に設置して、稼働範囲を囲ってあげなければなりません。
これが一番のネック。他社品の販売店の店員さんと何度もお話したのですが、センサーを一定の深さで庭に埋めていく必要があります。(メーカーによっては埋めずにペグで表面に固定するだけでOKなセンサーもあるようです)作業自体は簡単に思えますが、何しろセンサーは細いんです。
センサーは稼働エリアをグルっと囲って最終的に充電ステーションに繋ぐのですが、もしも途中で断線などがあった場合、もちろんロボットは動きません。その場合、専用器具がないと断線箇所がわからないため、お客さん自身で直す場合は全てやり直しになるとのこと(泣)。
お客さんが施工すると、設置のときにケーブルを押し込んだりして断線してしまうことも多いそうで、その販売店では施工もセットで販売してました。
またうまく施工できても使っているうちに何かしらの要因でセンサーが切れてしまうなど、あくまで店員さんに聞いたところではやはりセンサー周りのトラブルが多いそう。
あと気になっていたのは充電ステーションの存在。ルンバのホームにあたるものですね。
これいる?って思ってました。決して価格の安くないロボット本体を屋外に置きっぱなしにするのは防犯上どうなのだろうと。
そんな中、ようやく満を持して登場したのが今回ご紹介する、ETG JAPANさんから発売されたDROP AND MOWです!
前置きが長くなりました。というかほとんど魅力の8割は語ったようなものですが、ショート動画をまじえつつ仕様や主な特徴、感想などご紹介しますね。
DROP AND MOWの3大特徴!
境界センサー設置が不要!
本体に搭載されたカメラとセンサーによって芝かどうかを判別し障害物も避けてくれるので、前段で力説した境界センサーが不要なのです!
現時点でわたしの知る限り、日本で買える境界センサーが不要なロボット芝刈り機はDROP AND MOWだけ!
充電ステーション設置が不要!
バッテリーは取り外しが可能なため、充電ステーションは不要です。
バッテリー容量がなくなれば稼働は自動で停止するので、そのままバッテリーを外して専用充電器へセットすればよいし、本体は約6.6kgと女性でも持てる軽さなのでそのまま物置など屋内へ片付けが可能。
専用充電器は小さくもちろん屋内でも使えるので、屋外に電源も必要ありません。
簡単操作でスタート可能!
境界センサーがないため初期セッティングなども不要で、本当に簡単です。本体を芝の上に置いて電源を入れて、オートかスポット刈りかを選んでスタートボタンを押すだけ。
ユーザーとしての率直な感想
使い始めは、ブレードのサイズも小さいし刈り跡も細いので、ホントに広範囲が刈れるの!?って思ってました。
ところが、朝から動かすとほぼ夕方近くまで日中は稼働しっぱなしで1行ったり来たりして、気付くとほぼ刈れてます。縦横無尽に刈り跡がついてます(笑)
我が家の庭はおよそ231㎡(70坪)と販売店さんの推奨より広い2ため、やはり一日では刈りきれません。ただ、晴れた日はほぼ稼働させているので芝が伸びたなあと感じることはまったくありません。
鉢などいくつか障害物が置いてあり、その間にハマると何度も方向転換を繰り返して迷子になってるのをよく見かけるので(笑)、それも解消すればもう少し効率はよくなると思います。
ちなみに、とこのま不動産で管理している空家のおよそ66㎡(20坪)の芝とグランドカバーと雑草の入り混じったお庭で稼働させたところ、およそ2時間でほぼカンペキに刈れてました。
なお、刈った後の草はどうするの?とよく聞かれますが、マメに刈ることができるので切った芝が短く、そのまま放っておけばOKです。
人力で刈るとどうしても伸びてから刈ることになるので、切った芝を集めるのが大変ですよね。いくつものゴミ袋を集積所に持っていくのも一苦労だし(泣)。
完全に余談ですが、近所のネコちゃんはほとんど興味を示さず、ワンちゃんは興味深々に近づくも動くたびにビクッとしてました(笑)
精度がよすぎるがゆえの不満
ベタ褒めしてきましたが、わたしが感じる唯一の不満点。
境界センサーが不要なのは、芝の部分とそうでない部分を本体のカメラとセンサーが判断するからです。砂利、アスファルト、障害物。色々とイジワルな実験をしましたが範囲外に出たことや、障害物にぶつかったことはありません。
ただそのカメラとセンサーの精度が良すぎて、やや土が見えている部分を避けちゃうことが難点。
我が家の庭は、3割程度がディコンドラというグランドカバーになっています。もちろんディコンドラも問題なく刈れるのですが、やや生育が悪い部分の表面が刈れて土が少し露出すると、その部分を通過しなくなり回り込むので移動のロスが増えます。
ホントに褒めるところしかないので、不満をムリヤリ挙げるとすればそのくらいです(笑)全面がキレイな芝だったら、こんな不満は起こりえません。
どんな人におススメか?
ロボット芝刈り機は決して安い買い物ではありません。
まず本体価格があって、維持費としてバッテリー寿命とブレードの交換頻度などを考慮すると、結果的に年間いくらかかるのか?は使い方によるので一概にはいえません。
ただ、わたし自身は現時点ですごくいい買い物をしたと思っています。芝をキレイに保ちたい、でも毎日手入れするのは大変だから手間は最小限にしたい…というズボラな人にはピッタリ(笑)
何しろ製品が届いて、箱から出したその瞬間から使えるので準備も設定も何もしていません。マニュアルも大して読まずにボタンを押しただけです。
しかも本体だけで動くということは故障しうる箇所そのものが少ないわけですから、動かなくなったときに「本体が悪いの?センサーが切れたの?どこか断線したの?ステーションでちゃんと充電できてるの?」とあれこれ調べなくてよいのも実に合理的。
わたしの場合、不動産屋として管理している空き家の庭の手入れにもそのまま持ち込んで使えてしまうという、最大のメリットを存分に享受しています。
詳細はETG JAPAN㈱さんのホームページにて
きちんとした説明と詳細はぜひ、以下の販売店さんのホームページをご覧ください。
ホーム – ETG Japan 株式会社 (etg-japan.com)
どうしても購入に踏み切れない方は、有料でレンタルもしていただけますよ。自分の庭で本当に使えるのか、どの程度刈れるのかは実際に試してみるのが一番です。ぜひ、お問合せしてみてください。
さいごに、なぜわたしがここまで本製品を熱く語るのか?
それはこんなに素晴らしい製品なのに、まだ知名度が低く数々の比較サイトでも全然取り上げられていないことが不満だからです。「ロボット芝刈り機」と検索したときに検索候補にでてこないのが何しろ悔しくて(笑)
発売前から何度も問合せをした際、親切に対応してくださった販売店さんを応援したい気持ちの一点です。
ぜひみなさん、一度お試しあれ!


